導入モデル紹介
自動化が難しい作業
バリは製品に不規則に発生するため、バリ取り作業の自動化が困難。
作業の一部分を自動化
大まかなバリ取りまでを機械で行い、仕上げの細かいバリ作業を人が行う。バリ取り作業すべての自動化を目指すのではなく、自動化が可能な作業を見極め、人とロボットで作業を分担することで、ロボットの導入を実現した。
生産性の向上
かつて5人の作業者が従事していた工程が、ロボット導入後は3人の配置に変更。結果的にロボットがペースメーカーにもなり、作業時間・品質・生産数が安定した。
労働環境の改善
3K現場と敬遠されがちで人が集まりにくい状況を、作業負荷の軽減により改善。
バリ取り工程のイメージアップ
バリ取りはものづくりの加工現場では必要不可欠の工程ながら、機械加工後の労働集約型作業と考えられきた。 ロボットの導入で注目を集めることで、バリ取りと言う仕事に対するイメージの向上を期待している。
藤本工業の藤本氏がバリ取り業界のセミナーに参加し、講師を務めていたコンサルタントに自動化について相談。
藤本氏と若手従業員2人の計3人が中心となりロボットの導入準備を進める。
現場の5Sを推進し、工程の流れを把握・分析。
コンサルタントを通じた縁で東洋鐵工所との協業が実現。東洋鐵工所が同時期に開発した6軸バリ取り装置の試用・評価を藤本工業が行った。導入1号機はNC工作機械とロボットの中間に位置する装置。
1号機の課題点をフィードバックし、改良を施した2号機を導入。
操作担当者がティーチングを習得・実施。
1964年に二輪車のバフ研磨を行う会社として設立。現在はアルミダイカスト部品のバリ取りやバフ研磨、ショットブラストなどを手掛ける。2017年、取引先の大手アルミダイカストメーカーによるQCDA評価において3年連続で約100社中1位を獲得。浜北区新原の本社工場の他、根洗工場、東海工場(豊橋市二川町)がある。従業員50人。
浜松市浜名区新原3453−1
http://www.fujimoto-deburring.co.jp
導入企業 担当者インタビュー
1953年に木型の製造会社として創業。1967年に鉄鋼事業部を設立し、木工機械の設計製造販売を開始。以後、住宅市場向けの木工機械や軽金属加工などの製造販売を手掛ける。2015年にロボティクス事業部を設立しロボット事業に本格参入した。従業員数57人。
浜松市中央区大瀬町460
https://www.toyoiron.co.jp
TAFLINK
https://www.taflink.jp/